ブラジル 1825-R ペドロ1世 6400レイス金貨【MS61】
ブラジル 1825-R ペドロ1世 6400レイス金貨【MS61】Brazil 1825-R Pedro I 6400 Reis
激レア!ブラジル 1825-R ペドロ1世 6400レイス金貨【MS61】準最高鑑定のご案内です。
一般的にブラジルの金貨といえば、20000レイス金貨が人気でよく見かけますし、手に入れる機会は多いと思います。
しかし、今回ご紹介の6400レイス金貨は、市場ではほとんど見かけません。
20000レイスを遥かに超える希少性を持ったブラジルを代表する金貨です。
直径:33mm
重量:14.34g
ミント:リオ・デジャネイロ
鑑定番号(NGC)6821835-001
NGCでは準最高鑑定で同位が2枚、上位は1枚となっております。
ブラジルのペドロ1世(Dom Pedro I, 1798年 – 1834年)は、ブラジル帝国の初代皇帝(在位1822年 – 1831年)であり、ポルトガル国王ペドロ4世としても短期間統治しました。ブラジル独立の中心人物であり、ブラジルの歴史において非常に重要な存在です。

1798年10月12日、ポルトガル王ジョアン6世と王妃カールロッタ・ジョアキナの子として生まれましたが、1807年のナポレオン戦争で、ポルトガル王室はイギリスの支援を受けて当時ポルトガルの植民地であったブラジルに避難しました。
1821年、父ジョアン6世がポルトガルに戻り、ペドロはブラジル総督として残りました。
1822年、ポルトガル本国がブラジルの自治を制限しようとしたため、ペドロは「私は留まる!(Ficoの誓い)」と宣言し、独立運動を指導。
1822年9月7日、「イピランガの叫び(Grito do Ipiranga)」 を発し、ブラジル独立を宣言。
そして、同年12月1日、ブラジル帝国の初代皇帝に「ペドロ1世」として即位し、1825年にはポルトガル承認を受けてブラジルは独立します。
1826年、父ジョアン6世の死後、ペドロ1世はポルトガル王ペドロ4世となるも、王位を娘マリア2世に譲ります。
ブラジル国内でも反対派が増加し、1831年に退位し、息子ペドロ2世(当時5歳)に皇位を譲りポルトガルへ帰国。内戦(リベラル派 vs 保守派)が勃発し、娘マリア2世の王位を支えるため戦いました。
1834年、結核のため36歳で死去。彼の遺体は後にブラジルへ戻され、サンパウロのイピランガ博物館に安置されています。
--- オークションレコード -----
※公開時の為替で計算しています。
2023年5月 AU58が約378万円で落札歴あり
24,000ドル(BP込)×1.1×143円=3,775,200円

この金貨は鋳造所が2か所あり、今回ご紹介中のコインはリオデジャネイロミント、もう一か所はバイーア(Bahia)となります。
そしてバイーア(Bahia)鋳造の金貨の場合、Detailでも下記のようなレコードとなります。
2023年1月 UNC Detail(Cleaned)が約491万円で落札歴あり
31,200ドル(BP込)×1.1×143円=4,907,760円
AU58で約378万円というレコードが出ておりますが、こちらはよく市場で見かける20000レイスと違って、レア度が高いため少し盛り上がった感があります。
今回ご紹介するコインはその上をいく準最高鑑定の「MS61」ではありますが、20000レイスのMS61-62の価格も考慮して、私が妥当だと思う価格設定をさせて頂きました。
ペドロ1世 6400レイス金貨は、ブラジル帝国時代の壮麗な歴史を物語る一枚です。ポルトガルからの独立を果たし、ブラジル初代皇帝として君臨したペドロ1世の肖像が鮮明に刻まれたこの金貨は、王政時代の象徴的な遺産としてコレクターの間で高く評価されています。
同年発行の金貨の中で準最高鑑定、ペドロ1世の力強い肖像と精巧な装飾が美しく残存し、約200年前の希少な歴史的価値、ブラジル帝国の黄金時代を象徴する貴重な一枚です。
【お支払い方法】銀行振り込み、または現金払い ※クレジットカードでのお支払いは現在は承っておりません。