1825年 (西暦1903年) ネパール 2トラ金貨 プリトビ・ビール・ビクラム【MS65】
1825年 (西暦1903年) ネパール 2トラ金貨 プリトビ・ビール・ビクラム【MS65】Nepal Prithvi Bir Bikram 2 Tolas 1825 (1903)
1825年 (西暦1903年) ネパール 2トラ金貨 プリトビ・ビール・ビクラム【MS65】最高鑑定品のご案内になります。
発行国: ネパール
直径:約29 mm
重さ:約23.32 g
素材: ゴールド
直径は1トラ金貨と2mmしか変わりませんが、重量が約2倍(2tola=23.32g、1tola=12g)で、いわばトラ金貨のpied-fort(ピエフォー)となっております。
鑑定番号(PCGS)49700936
PCGS単独最高鑑定になります。
NGCでは鑑定がありませんので唯一品になります。
このコインは当時のネパール7代国王プリトビ(Prithvi Bir Bikram:在位:1881年 - 1911年)統治下で、1903年に発行された2トラ(TOLA)金貨になります。
しかし、当時のネパールの経済規模から考えて、発行枚数はかなり少ないと思われます。
1トラ金貨ですらコイン市場で滅多に見ませんが、2トラ金貨に関しましてはほとんど幻となっており、今回の金貨はPCGSで単独鑑定、1枚のみとなっております。
現時点で、世界で1枚しか鑑定がありません。
当時のネパールで使われた金貨の単位にはダム(DAM)、モハール(MOHAR)、トラ(TOLA)がありました。
金の含有量はTOLAが一番多く、DAM=金0.04グラム、MOHAR=金5.6グラム、TOLA=金12.48グラムになります。
この時代のネパールも政治的にもかなり混沌としておりました。
1881年5月、祖父王スレンドラの崩御によりプリトビ・ビール・ビクラム・シャハ(Prithvi Bir Bikram Shah:在位1881年 - 1911年)が5歳で王位を継承。
だが、実権は先代同様ラナ家に握られており、プリトビも王権を取り戻そうとしましたが、1911年毒殺され崩御しました。
トラ金貨に関しては、父プリトビの方が価値が高く、息子トリプバンより全然高値で取引されております。
近年は、アジアのコイン、特に有望なものに資金が流入してきております。
--- オークションレコード -----
※公開時の為替で計算しています。
2021年8月 MS65が約203万円で落札歴あり
12,000ドル(BP込)×1.1×154円=2,032,800円
ご紹介のコインですが、希少性が高すぎて価格設定に悩みました。
今回の当店の仕入れ値が、正直もろもろ込みで230万円ほどです。
状態もかなり良いこと、鑑定が世界で1枚(唯一品)、希少性の高さを考慮して15%ほど利益を頂こうと考えました。
しかし、2024年最後の公開コインということで、10%利益を載せまして253万円とさせて頂きました。
この機会に、アジアコインの雄を是非コレクションに加えてください。
【お支払い方法】銀行振り込み、または現金払い ※クレジットカードでのお支払いは現在は承っておりません。