ネパール VS1989年(1932年)トラ金貨 トリブバン・ビール・ビクラム・シャハ【MS67】
ネパール VS1989年(1932年)トラ金貨 トリブバン・ビール・ビクラム・シャハ【MS67】Nepal Tribhuvana Bir Bikram Tola VS1989 (1932)
ネパール VS1989年(1932年)トラ金貨 トリブバン・ビール・ビクラム・シャハ【MS67】最高鑑定品のご案内になります。
ネパールでは日本の和暦と西暦のように「ビグラム歴」という暦があり、今回のトラ金貨の場合はVS1989(西暦1932年)に発行されたコインになります。
発行国: ネパール
直径:約27mm
重さ:約12g
素材: ゴールド
鑑定番号(NGC)8209373-002
NGCでの鑑定枚数は2枚、MS67は1枚で単独の最高鑑定になります。
(PCGSは同年発行トラ金貨の鑑定歴はありません)
このコインは当時のネパール8代国王トリブバン(Tribhuvan Bir Bikram:在位1911年-1955年)統治下で、1932年に発行された1トラ(TOLA)金貨になります。
1912年から1948年まで発行されていますが、発行枚数は不明です。
しかし、当時のネパールの経済規模から考えて、発行枚数はかなり少ないと思われます。
もちろんコイン市場でも、滅多に見ないですし、今回の1932年のコインもNGCで鑑定枚数自体が2枚しかありません。
当時のネパールで使われた金貨の単位にはダム(DAM)、モハール(MOHAR)、トラ(TOLA)がありました。
金の含有量TOLAが一番多く、DAM=金0.04グラム、MOHAR=金5.6グラム、TOLA=金12.48グラムになります。
この時代のネパールも政治的にもかなり混沌としておりました。
父であるネパール国王7大国王プリトビ・ビール・ビクラム・シャハ(Prithvi Bir Bikram Shah:在位1881年 - 1911年)が5歳で王位を継承。
だが、幼少であったため、実権は先王と同様にラナ家に握られていました。
王権を取り戻そうとしましたが、1911年毒殺され崩御しました。
その後、幼少の息子トリブバンも、1911年父と同じ5歳で王位を継承。
ラナ家が政権を牛耳っており、傀儡政権にすぎず、政治に関心を向けぬよう愚王教育を受けさせられていました。
1950年、ラナ家とネパール会議派との争いのさなか、家族と供にインドに亡命。
翌1951年、トリブバンはカトマンズに帰還し、王政復古を果たし、これにより、104年間にわたったラナ家の政治が終焉しました。
1955年、スイスのチューリヒで病気療養中に崩御しました。
--- オークションレコード -----
※公開時の為替で計算しています。
2024年6月 MS64が約64万円で落札歴あり
3,250ドル×1.2×1.1×152円=643,500円
2024年9月 MS67が約116万円で落札歴あり
5,800ドル×1.2×1.1×152円=1,163,712円
と将来性を期待できる落札額が爆誕しました。
近年は、アジアのコイン、特に有望なものに資金が流入してきております。
欧米のコインと違い、アジアのコインは上昇トレンドの初期だと思います。
ネパールのTOLA金貨をはじめ、ミャンマーのチャット銀貨(現在MS61販売中)チベットのスラン金貨、インドネシアのガルーダ金貨なども引き続き要注目だと思います。
MSクラスは、それほど鑑定枚数も多くなく市場に出てこなくなりましたし、今後はますます入手しずらくなるのではないでしょうか。
特に今回のコインに関しては、アジアのコイン、MS67の超ハイグレードTOPPOP、希少性、割安、の4拍子を兼ね備えており、今後もまず入手できないのではと思います。
アジアに目が向いているコレクターには、堪らない垂涎の1枚だと思います。
【お支払い方法】銀行振り込み、または現金払い ※クレジットカードでのお支払いは現在は承っておりません。