1934年 チェコスロバキア 10ダカット金貨【MS64】
1934年 チェコスロバキア 10ダカット金貨【MS64】1934 Czechoslovakia 10 Ducats
1934年チェコスロバキア10ダカット金貨【MS64】高鑑定品のご案内になります。
1929~1951年にかけて発行された大型金貨で発行枚数も少なくそのデザイン性、時代背景などから大注目の人気コインです。
チェコの守護聖人・聖ヴァーツラフ1世がデザインになっております。
表面:馬上で剣を持つ聖ヴァーツラフ1世
碑文:NEDEJ・ZAHYNOUTI・NÁM・I・BUDOUCÍM
裏面:チェコのライオンとスロバキアの盾
碑文:REPUBLIKA ČESKOSLOVENSKÁ 1934
直径:42mm
重量:約34.90g
金品位:98.6%
発行枚数:1,298枚
デザイナー:ヤロスラフ・ベンダ / オタカル・シュパニエル
(補足)
画家:ヤロスラフ ベンダ(1882年4月27日 - 1970年1月12日)
彫刻家:オタカル・シュパニエル(1881年6月13日 – 1955年2月15日)
鑑定番号(NGC)6636411-001
同年度NGC鑑定枚数46枚で、MS64は10枚です。
チェコスロバキアは、1918年から1992年にかけて中央ヨーロッパに存在した連邦国家であるのですが、現在はチェコスロバキアという国は存在しません。
1989年のビロード革命によって共産主義体制が崩壊。その後分離の動きが進み、1993年1月1日、チェコスロバキアは連邦制を解消してチェコ共和国とスロバキア共和国に分離、解体された形になりました。
このような歴史的背景からチェコスロバキアという国が存在していた時代に発行されたこの大型金貨に人気が集まるのも頷けます。
この金貨は、世界大恐慌が起こった1929年から発行されました。
チェコスロバキアの伝統とアイデンティティを象徴する重要なコレクターズアイテムです。
以下のポイントで、その魅力を引き立てます:
チェコスロバキア独立期の象徴として製造され、国家の誇りと文化を祝福する一枚です。
ヴァーツラフ1世(聖ヴァーツラフ)はチェコの守護聖人であり、このコインは中世チェコの精神を現代に伝える貴重な遺産です。
デザインは両面とも、ヤロスラフ・ベンダとオタカル・シュパニエルという二人の著名な芸術家によるものです。
中世の鎧姿のヴァーツラフ1世が繊細に描かれ、周囲にはチェコ語の歴史的なメッセージが刻まれています。
発行枚数は以下になります。
発行枚数1000枚超える年度(1929年、1931年、1932年、1933年、1934年)を比較して鑑定枚数51枚と少ないです。
表面に描かれているボヘミアの大公「ヴァーツラフ1世」の伝説は中世から伝わります。
ヴァーツラフ1世は、民族の危機のときには蘇って、眠っている彼の騎士たちを呼び起こして彼らとともに外敵を打ち破って民族を守るという民族主義の英雄です。
現在チェコでは命日である9月28日は祝日となっているほどです。
--- オークションレコード -----
※公開時の為替で計算しています。
2023年1月 1929年1,564枚発行のMS64が約539万円で落札歴あり
31,200ドル(BP込)×1.1×157円=5,388,240円
2023年8月 1933年1,780枚発行のMS64が約642万円で落札歴あり
37,200ドル(BP込)×1.1×157円=6,424,440円
2024年1月 1931年1,239枚発行のMS64が約622万円で落札歴あり
36,000ドル(BP込)×1.1×157円=6,217,200円
今回、MS64で518万円でのご案内とさせて頂きました。
希少性、グレード、人気、更に大型の10ダカット金貨という4拍子揃いです。
1000枚以上の発行年の鑑定枚数を見ても1931年、1934年が少ないです。
このコインの特性上、赤錆が出ますが、それこそが、このコインの積み上げてきた歴史そのものです。
日本でも人気があり探している人も多いと思います。
インフレ、円安対策など資産移転に最適なコインだと確信しております。
【お支払い方法】銀行振り込み、または現金払い ※クレジットカードでのお支払いは現在は承っておりません。