スペイン|フェリペ2世 2エスクード金貨【MS64】
スペイン|フェリペ2世(在位1556~1598年)2エスクード金貨【MS64】Felipe II 2escudos, Sevilla, Tauler
スペイン|フェリペ2世 2エスクード金貨【MS64】のご案内になります。
表面:戴冠の盾の紋章
裏面:十字の紋章
鑑定番号(NGC)2135133-022
MS64は8枚で、上位は1枚の準最高鑑定品になります。
直径約26mm
重量約6.79g
スペイン・ハプスブルク朝の国王フェリペ2世は、1556年から1598年まで在位しました。
彼の治世はスペイン黄金時代と呼ばれ、文学、芸術、建築が栄え、広大な領土と強大な権力を誇りましたが、同時に政治的、宗教的な緊張が高まった時代でもあります。
父カール5世の退位後にスペイン、ネーデルラント、イタリアの一部、アメリカ大陸、フィリピンなどを含む広大な領土を継承しました。
特にフィリピン諸島は、彼の名前にちなんで命名されました。
フェリペ2世はカトリックの熱心な擁護者で、宗教改革に対抗するための対抗宗教改革運動を推進
異端審問を強化し、プロテスタントやユダヤ教徒に厳しい弾圧を行いました。
その結果、1568年にネーデルラントでプロテスタント勢力により最終的に独立戦争(八十年戦争)へと発展する反乱が起き、フェリペ2世の治世を通じて続いたそうです。
1588年アルマダの海戦ではイングランドのエリザベス1世に対抗するため、無敵艦隊を派遣しましたが、イングランド海軍との戦いで大敗しました。
この敗北がスペインの覇権の衰退の兆しとされています。
彼の治世は、スペイン帝国の絶頂期を象徴するとともに、後の衰退の種が蒔かれた時代でもあります。
その影響はスペインのみならず、ヨーロッパ全体に及びました。

(スペイン王 フェリペ2世)
1588年アルマダの海戦ではイングランドのエリザベス1世に対抗するため、無敵艦隊を派遣しましたが、イングランド海軍との戦いで大敗しました。
この敗北がスペインの覇権の衰退の兆しとされています。
彼の治世は、スペイン帝国の絶頂期を象徴するとともに、後の衰退の種が蒔かれた時代でもあります。

(エリザベス1世)
コインの話に戻ります。
このコインは、16世紀のスペイン黄金時代を象徴する貴重な金貨です。
フェリペ2世の治世下で発行された2エスクード金貨であり、通称「コブコイン」として知られる歴史的なコレクターズアイテムです。
このコインは、NGCにおいてMS64という高評価を獲得しており、保存状態の素晴らしさが保証されています。
歴史的価値だけでなく、美しさと希少性も兼ね備えた逸品です。
さらに特筆すべきは、このコインがスペインから金銀財宝を運ぶ途中、魔の海域バミューダトライアングルで沈没しました船団から発見されたコインであるということです。
2015年、フロリダ沖で総額1,000万ドル以上の財宝が発見され、このコブコインもその中の一つとして引き上げられました。
歴史のロマンと海底に眠っていた宝が、いま目の前に甦る感じを味わえます!
このコインは沈没船財宝として発見後、厳格なプロセスを経て鑑定され、一部がコイン市場に流通しました。
現在、同種のコインは多くが博物館やプライベートコレクションで保管されております。
このコブコインは①希少性 ②グレード ③歴史的ストーリーの点でも申し分ないです。
特にアメリカでは非常に人気で、ハイグレード品はかなりの高値で取引されています。
------オークションレコード ----------------
※2024年12月更新
2022年12月 MS65(最高鑑定)が約153万円で落札歴あり
9,300ドル(BP込)×1.1×150円=1,534,500円
2024年3月 MS63が約87万円で落札歴あり
5,280ドル(BP込)×1.1×150円=871,200円
約450年前のコインですが、MS64だけあり状態も良好です。
MS64から出現頻度がかなり低くなります。
今回、お値段をMS65とMS63のレコードの中間を目安に設定させていただきました
歴史、伝説、芸術性を兼ね備えたこのコインは、真のコレクターにとって夢のような存在です。
スペイン王国の栄光と伝説、そしてスペイン帝国の遺産を手に入れてください。
【お支払い方法】銀行振り込み、または現金払い ※クレジットカードでのお支払いは現在は承っておりません。