アンティークコイン　サンクチュアリ

1970年インドネシア 「ガルーダ」 20,000ルピア（オリジナルケース＆鑑定書付き）【PR68 DCAM】をご案内させて頂きます。

希少性 × 芸術性 × 歴史性、すべてを兼ね備えた一枚で、さらに今回は「オリジナルケース＆鑑定書付き」というフルセットとなっています。

直径50mmの大型金貨のため、スラブも大型（高さ:135.6mm、幅:99.60mm、厚さ:11mm）となっており圧巻です。

発行年：1970年
直径：50 mm
重量：49.37 g
発行枚数：1,285枚
金品位：90％

鑑定番号（PCGS）50592481
PR68DCAMは準最高鑑定、上位には69グレードが6枚存在します。

インドネシア独立25周年を記念して発行された金貨で、インドネシアの誇りと文化を凝縮した「国家の芸術品」です。

17世紀から約300年間、インドネシアはオランダに経済的・政治的に支配され、オランダは現地の資源（特に香辛料や石油）を利用して莫大な利益を得ていました。

第二次世界大戦中、日本軍が東南アジアに進出し、1942年にオランダ軍を破ってインドネシアを占領。

日本は現地の民族主義者（スカルノやハッタなど）を政治的に活用し、インドネシア人に行政や軍務の経験を与え、これが後の独立運動に大きな影響を与えることになります。

日本が終戦を迎えた1945年8月17日、民族主義の指導者スカルノとモハマッド・ハッタが、ジャカルタでインドネシア共和国の独立を宣言します。

（スカルノ）

（モハマッド・ハッタ）

これは長年の植民地支配からの脱却を意味し、インドネシア国民にとって歴史的な日となり、インドネシアでは「独立記念日（Hari Kemerdekaan Indonesia）」として、今も盛大に祝われています。

独立宣言直後、オランダは再びインドネシア支配を試みて軍事行動（再植民地化）を開始し、インドネシア側はゲリラ戦や外交を駆使して抵抗を続けました。

最終的に、国際社会（特にアメリカや国連）の圧力もあり、1949年12月27日にオランダは正式にインドネシアの独立を承認しました。

独立後は初代大統領に民族主義の指導者スカルノが就任し、多民族・多言語国家として国家の統一と発展に取り組み、現在では東南アジア最大の経済大国へと成長しています。

中央には、インド神話の神鳥「ガルーダ」が荘厳に描かれています。緻密な彫刻と力強い造形が見る者を圧倒し、その翼を広げた姿は、まさに自由と独立の象徴です。

--- オークションレコード -----
※公開時の為替で計算しています。

2024年9月　PR69DCAMが約652万円で落札歴あり
26,000GBP×1.2×1.1×190円=6,520,800円

2025年4月　PF66 ULTRA CAMEOが約314万円で落札歴あり
20,400ドル（BP込）×1.1×141円=3,141,600円

 

残念ながらPR68DCAMの履歴が検出できませんでしたので、参考までにPR69DCAMとPF66 UCの履歴を使用させて頂きます。

「アジアの超有望コイン」、「大型金貨」、「希少性」という点を考慮し、69グレードと66グレードの落札歴からおおよそ中間値ということで価格を500万円未満の495万円に設定させて頂きました。

近年は、アジアのコイン、特に有望なものに資金が流入してきております。

欧米のコインと違い、アジアのコインは上昇トレンドの初期だと思います。

ネパールのTOLA金貨をはじめ、ミャンマーのチャット銀貨は以前ご紹介しました。

特に、アジアの超有望コインこのインドネシアのガルーダ金貨は、市場での出現率が極めて低く要注目で別格だと思います。

現在、金価格も高騰しており、金価格1グラム16,838円（2025年4月21日時点）としますと、49.37グラム×0.9×16,838円≒748,000円と金だけでも約75万円ほどの価値があります。

深い鏡面仕上げとマットなレリーフのコントラストが、極上の輝きを放っています。

高額面金貨でもあり、重量・素材ともに非常に価値が高いコインです。

発行枚数はわずか1,285枚、状態の良い個体は世界的にも流通が少ないこの金貨ですが、特に「PR68 DCAM」となると、その希少性はまさに別格。

将来の価値上昇もかなり期待でき、サイズと重量からも、まさに「持つ喜び」を感じられる極上の逸品です。

コレクターズアイテムとしてだけでなく、長期資産としての魅力も申し分ありません。